■ チーズはどこへ消えた? スペンサー ジョンソン (著) 扶桑社 |
変化は吉にも凶にもなり得る。それはあなたの考え方次第である。本書は、「チーズ」の本質とそれが人生で果たす役割を理解すれば、誰しも変化をありがたく思うようになるだろう、と呼びかける。…これは世界を迷路になぞらえた寓話である。そこには4つの生き物が暮らしている。スニフとスカーリはネズミ。分析力も判断力もない彼らは、ただやみくもにチーズを求め、手に入れるためならどんなことでもしようとする。ヘムとホーは「小人」で、ネズミサイズの人間だ。彼らのチーズに対する関わり方は、ネズミたちとは全く違う。2人にとってチーズは単なる食べものではなく、自己イメージなのだ。彼らの生活や信仰のシステムは、見つけたチーズを中心に形成されていく。読み進めるうちに、この物語のなかのチーズとは、我々の生活手段、たとえば仕事や職歴、仕事で携わっている産業に関係があると、ほとんどの読者が気づくはずだ。そればかりでなく、チーズは健康から人間関係に至るまであらゆるものの象徴と受け取れるのである。この物語の要点はすなわち、「我々はいつもチーズの変化に敏感でなければならず、チーズがなくなったときに新しいチーズを求めてすぐさま行動を起こせる姿勢でなければならない」ということなのである。 |
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■ 「金持ち父さん 貧乏父さん」 ロバート・キヨサキ著 筑摩書房 |
「わたしたち日本人は、お金を「忌み嫌う」か「崇拝する」かのどっちかだ。お金で幸福を買うことはできないが、不幸を避けることはできる、という貴重でクールな視点をこの本は与えてくれる」 米国で130万部売れたベストセラー。 |